半月舎の上川 七菜さんに取材に行ってきました。
2020年12月1日(火)彦根で古本とデザインを扱い、地域でのイベント企画などもされている半月舎の上川七菜さんの取材に行ってきました。上川さんは、現在、コロナ禍ということや子育て中であることから、自宅でおもにグラフィックデザインの仕事をされています。
上川さんは山形県の出身で、大学進学を機に滋賀県彦根市へ。卒業後東京の企業に就職されましたが、数年後に結婚を機に滋賀に戻って来られて、「近江楽座」(学生の地域貢献を支援する滋賀県立大学の教育プログラム)の事務局として勤めたりするなか、地域をフィールドに活動することに興味が湧くようになったとのこと。「お店を始めるにあたって関わった人々は、みんな人柄があたたかく親切で、ありがたかった」と話されました。
今はデザインの仕事をしながら、空き家活用コーディネーターの活動もされています。そのなかで、最近の滋賀への地域移住について伺いました。
新型コロナウィルス感染拡大によりテレワークが推奨されたことなどが要因となって、都市部から地方移住の機運が高まっており、空き家バンクへの問い合わせも実際に増えてきているそう。年齢層は60歳前後のご夫婦、若い女性が多い傾向とのこと。最近の特徴として、フリーのカメラマンやハンドメイド作家、釣り具屋等、「自分のスキルややりたいことを生かしながら、自分らしく暮らせる場所を求めて移住を検討される方が多いように感じる」とのことです。
また、上川さんの今後のことを伺うと、いまは子育てと個人のデザイン業に追われる日々で余裕がないが、いずれは育児をサポートする側にも回ってみたいと考えているそう。まちづくりについては、「“つくる”というより、“ある”だけでいいという考え。居場所があって、応援してくれる人たちがいる事が大切」と思いを語ってくださいました。
おうみ未来塾については、市民活動や地域活動について学べるオンデマンド形式のオンライン講座ならば、是非受講したいとのことでした。「オンライン上で、塾生同志、意見交換などができたら、いいですね。」とも「コロナ禍や子育て中でも自宅で勉強ができ、自分自身のスキルアップにもつながるならば、若い方もたくさん、受講されると思います。」と、おっしゃっていました。