「いざない湖北定住センター」を訪問しました

 6月24日(金)、未来ファンドおうみ2016年度助成団体である「いざない湖北定住センター」を訪問しました。同団体は、事業名『空き家を活用した子どもの遊び場から始める“新たな結”づくり』で、今年度の「おうみNPO活動基金助成」に採択されました。
 事務所は、豊臣秀吉の城下町長浜にある町家です。今年の冬に、前事務所から引っ越してきました。向かいは、長浜城の鬼門を守るために小谷城から移築された知善院というお寺です。ここには、大阪城が落城した際に持ち出された秀吉像が安置されています。また、曳山祭りの山組の一つ、青海山(北町組)の地域でもあります。
   



 借りておられる町家の中は、現代的に使いやすく改装されています。貸し主さんが改装されたとのことです。キッチン、和室、事務所、そして外庭が一列に並んでいて、風通しのよい建物です。訪問した日は、西島さん、川村さん、高橋さんが迎えてくださいました。
 
 
 同団体の主な活動は、田舎暮らし希望者を対象とした湖北の集落散策、空き家見学、地域の方々との交流などを、イベントの企画実施やセミナー、座談会などの形で開催しています。また、具体的な移住希望者と田舎暮らし実現の橋渡し機能として「空き家バンク」を運営していて、入居までの調整、支援をしています。
 未来ファンドおうみ2016年度採択事業の『空き家を活用した子どもの遊び場から始める“新たな結”づくり』は、子育て支援活動を行うNPO等の団体と協働し、空き家を使った遊び場、ワークショップの開催などを通して子育てママと地元の人たちが交流し、空き家の新たな活用と、空き家を使った地域の「新たな結」づくりのきっかけとするものです。現在、対象地域の空き家所有者、地元の空き家管理者、子育て食育の会、市役所、公民館などと、実現に向けた交渉と会議をおこなっています。