【概要版】おうみ未来塾第一回本講座開催しました!
おうみ未来塾12期生第一回本講座「地域プロデューサーの時代」
日時:2012年7月1日(日)
場所:滋賀県近江八幡市八幡掘界隈
講師:北村裕明さん(おうみ未来塾塾長/滋賀大学 理事兼副学長)
西村恵美子さん(八幡掘を守る会/酒遊館オーナー)
石井和浩さん(NPO法人ヴォーリズ建築保存再生運動一粒の会 理事)
成瀬和子さん(NPO法人しみんふくし滋賀 専務理事)
概要:
雨の中、八幡掘周辺に塾生が集まり出しました。第一回講座は八幡掘界隈に根ずく市民活動について学びます。まず、午前中は、八幡掘の再生活動の中心人物、八幡掘を守る会の西村恵美子さんに八幡掘をガイドいただきながら、昔、そして今の八幡掘についてお話しいただきました。昔は、埋められていた所を指さす西村さん。塾生は感慨深く聞き入ります。今でも八幡掘は市民の力で美しく保たれています。ときには、労をねぎらうことも必要。楽しくなければ続かないと、西村さん。市民活動が約30年続いてきた歴史を語ってくださいました。
続いて、西村さんにお話しを聞いた蔵を改装した酒遊館のすぐ横。ヴォーリズ建築の旧八幡郵便局でヴォーリズさんについて、そしてその意思をうけついた市民活動について、お話を聞きました。石井和浩さんは、八幡掘の再生活動に感化され、市民活動に目覚められた一人。近江八幡にたくさん残るヴォーリズ建築の再生、そして町屋の再生に力をそそがれています。会場となった旧八幡郵便局の市民による再生エピソードにみんな聞き入りました。回収をつうじてみんなが一つになり、まちづくりに対する思いがめぐっていった経緯について聞きました。
そして、さらに、近江八幡に拠点を持つ、町屋のなかで福祉活動。NPO法人しみんふくし滋賀 専務理事の成瀬和子さんからのお話です。滋賀のNPOのさきがけ、NPO法人認証第一号のしみんふくし滋賀は、福祉でまちづくりを行ってこられました。しみんふくし滋賀の歴史は市民活動の歴史といっても間違いはありませんでした。成瀬さんから語られるリアルなせっけん運動や抱きしめてBIWAKOのお話は大変貴重なものでした。なぜ市民活動なのか、ということが大変わかりやすくお話しいただいたと思います。
午前中に、3つの事例を個別にお話を聞いた後、酒遊館で近江八幡、そして琵琶湖を感じる地産池消のお弁当を食べながら講師の皆さんと談笑。交流がうまれました。このあとも休憩をはさんで引き続いて講座です。
まず、北村塾長が自ら「地域プロデューサーの時代」というタイトルで講演をいただきました。午前中の3つの事例を交えて、これからの時代を担う地域プロデューサーについて講義いただきました。その後、午前中、講師をつとめていただきました3人の方々、を一同にかいしてトークセッション&質疑です。先生方が午前中語りつくせなかった思いを語ってくださいました。塾生からの質疑も盛り上がりました。このような成功事例を見てきて気になるのは、どうやって共感の輪を広げていくかというところ。講師の方々それぞれが自分達の活動の経験からアドバイスをされていきます。
先生方の講義をうけて、あとは塾生達だけでふりかえりをして学びを深めます。全体塾生会の時間です。それぞれがグループに分かれてそれぞれの学びを共有します。第一回というとで、はじめまして、または、これからもどうぞよろしくという雰囲気のただよう講座となりましたが、これから「仲間」となって盛り上がっていくと思います。地域プロデューサーを目指す おうみ未来塾12期生をどうぞよろしくお願いします。(スタッフ 膽吹 憲吾)
講座の写真はこちらから→http://onc.shiga-saku.net/e808912.html