Biwako Backroads 松井ライディ貴子さんの取材に行ってきました。

【Biwako Backroads 松井ライディ貴子さんの取材に行ってきました。】

2020年9月29日(火)Biwako Backroads 代表の松井ライディ貴子さんの取材に行ってきました。松井さんは、合同会社スリークローマという主に翻訳や多言語ウェブ制作の仕事をされており、その一方で、Biwako Backroadsにて、インバウンドツアー事業をされています。

今回は、Biwako Backroadsでの活動について、取材をさせていただきました。

コロナの影響で海外からの旅行者は、まだ先になりそうですが、今できることを着実に進められていました。特にインバウンドツアー事業の立ち上げに向けた支援のクラウドファンディングは、達成率123%と大成功をおさめられており、松井さんの活動に、賛同されているファンが多いことが、よくわかります。

現在予定されている、米原駅周辺の里山や集落をめぐるサイクリングツアー、中山道の宿場町・醒井と木彫の里・上丹生を歩いて訪ねるウォーキングツアー、そして北国街道沿いの木之本にて古くから栄えたお酒や醤油蔵などの醸造について知るウォーキングツアーについて丁寧に説明していただきました。これらのコースでは、有名な観光地では見られない、ありのままの地域の暮らしや自然、文化、歴史に触れるツアーであり、米原という地域をとても大切にされています。

松井さんは、長い期間、海外に住んでおられ、日本に戻ってきた時に改めて、滋賀そして米原の素晴らしさに気付いたとおっしゃっていました。仕事でインバウンドツアーのプロジェクトに関わることが増えるにつれ、有名観光地にはない日本の普通の暮らしがあり、また新幹線の駅もある米原に、外国人向けのツアー事業があれば面白いのでは?と思ったことがBiwako Backroadsを立ち上げるきっかけになったそうです。

また、ガイドの育成についてもお話を聞くことができました。人材を育成することは、時間をかけて見守る事が大切で、 英語が話せることはもちろん条件ですが、それよりも海外からのゲストに楽しんでもらうことを最重要としながら、地域を良く知り、ゲストと地域の人との間を繋ぐことができることがガイドに欠かせない要素だと言われていました。

「地域をよく知る」。観光地ではない地域では観光地化されることを望んでいない人たちもいます。そういった方たちがおられることを念頭に、なるべく地域コミュニティに負荷がかからないように配慮したツアーをしていきたいとのことでした。

《スタッフより》

取材時に案内していただいた醒井の地域では、地元の方とも気軽にお話をされており、松井さん自身が地域に溶け込んで、ツアーガイドをされているというのがよくわかりました。松井さんのエネルギッシュで気さくな人柄も、Biwako Backroadsの活動に賛同する人が多い要因の1つかなと思いました。