1月29日「NPOのための決算書作成講座」を開催しました。
先週の1月29日(金)、草津市立まちづくりセンターにて「NPOのための決算書作成講座」を開催いたしました。
当日一日雨という悪天候ではありましたが、22名のみなさまにご参加いただきました。
講師は、当センター会計講座でおなじみの税理士の横井昭次さんです。
横井税理士は、会計になじみの薄い方にも理解してもらえるようにと、いつもわかりやすい講義をしてくださいます。
今回の講座の内容は、
1.NPOの会計の流れ
2.決算の流れ
3.決算整理
4.財務諸表の作成
の4つの項目です。
特に、3と4は実際にワーク(演習)を参加者のみなさんに解いていただき、その後、解説をいただきました。
まずは、「NPOの会計の流れ」です。
ここでは、日常の会計処理から決算書作成までの流れについてご説明いただきました。
日々の会計処理では「単式簿記」と「複式簿記」と処理の方法に違いがあっても、最終決算処理において行う作業(現金実査など)は同じだというお話しでした。
次に「決算の流れ」では、「決算作業」とはどういったことをどういう流れでするのかというご説明をしていただきました。
この「決算作業の流れ」はスケジュールを組む上で大切です。
どういった作業をする必要があり、いつまでに何をしないといけないのか段取りをしないと、なかなか予定通り決算書を作成することは難しいと実体験から個人的に思っています。
決算書は作成してそれで終わりではなく、監事の監査を受け、総会(もしくは理事会)において承認を受け、承認を受けた後には所轄庁等へ提出しないといけないので、上記のことが重要となってきます。
3と4の決算整理、財務諸表の作成のワークでは、
1.決算仕訳
2.精算表の作成
3.決算書(貸借対照表、活動計算書、財務諸表の注記、財産目録)の作成
を参加者のみなさんにしていただきました。
横井さんのワークはいつも解答も一緒にいただけるので、帰ってからも復習ができるようになっています。
今回ご参加いただいた方のうち、20名のみなさんがアンケートをご記入くださいました。そして、20名全員から、「たいへんよかった」もしくは「よかった」とご記入いただきました。
これは講座を担当した者として本当にうれしいことです!!
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。