11/20 「いざない湖北定住センター」の「昔むかしの『ほどよい』暮らし」にいってきました

11月20日(日)長浜市鳥羽上町の旧北村医院で開催された「いざない湖北定住センター」の「ワークショップと交流から振り返る-“昔 むかしの『ほどよい』暮らし”」にいってきました。この事業は、「空き家を活用した子どもの遊び場から始める『新たな結』づくり」事業として本年度のおうみNPO活動基金助成事業に採択されています。
4月に事業実施候補地を選定し、それに伴い長浜市、地域、子育て団体などと協議をし、計画を練り上げてきました。協力団体は、西黒田ふるさと振興会議、鳥羽上北町自治会、鳥羽上南町自治会、西黒田公民館、子どもの「食べる」を大事に考えるネットワーク湖北、ごはん大すき!にぎにぎの会、長浜市移住定住促進協議会です。

会場は、空き家となってしまったお医者さんの母屋です。昔、地域の医院は、そこで暮らす人たちがお世話になり、また集う場所でもありました。残された古き良き風情、旧北村医院にご理解いただき、日々の管理をしておられる北村さんご夫婦と地元の方々のあたかかいご協力で、準備がすすめられました。


当日は100人を超える参加がありました。午前中は、北村輿作さんに教えていただき「昔の暮らしのお正月準備~しめ縄づくり」を体験しました。子どもたちは、松ぽっくりなど山の材料をつかった酉のクラフトづくりを楽しみました。お昼は地元のみなさんやごはん大すき!にぎにぎの会がつくってくださった「鉢もん・おばんざいバイキング」をいただきました。ぼたもち、漬け物、煮物、蒸し物、煮豆、ごはん、お汁、甘酒など、昔は冠婚葬祭で振る舞われたり、日々のおかずとなっていたお料理です。手間のかかったお料理は、作り方は代々家に伝わる秘伝ですが、味わいながらお料理の秘訣を教えていただきました。午後は、粕渕宏昭さんの「昔のくらしひとこと講座」でした。身近な暮らしに関わる道具の発達から、地域の民俗学を“おもしろおかしく”お話ししてくださいました。楽しかった時間はあっというまに過ぎ、みなさん名残を惜しんで家路につかれました。
今後は、この事業に関わってくださった方々とその振り返りし、空き家を活用した「新たな結」づくりの課題整理をし、これからの活用を検討していく予定とのことです。