淡海ネットワークセンターでは、市民の想いを込めた寄付を市民活動へつなぐ未来ファンドおうみ助成事業を行っています。
2013年度は、「おうみNPO活動基金助成」、「びわこ市民活動応援基金助成」、「びわ湖の日基金助成」、「積水化成品基金助成」の4件の助成事業を行います。
1.応募の状況
(1)募集期間 2012年12月1日(土)~2013年1月20日(日)
(2)応募団体数 13団体
2.審査会の開催
(1)第1次審査 書面審査
(2)公開プレゼンテーション・第2次審査 2013年3月3日(日)
3.採択団体、事業概要、助成額
「おうみNPO活動基金助成」
採択:2団体 1,865,000円
「びわこ市民活動応援基金助成」
採択:2団体 369,000円
「びわ湖の日基金助成」
採択:2団体 320,000円
「積水化成品基金助成」
採択:1団体 200,000円
事業概要等の詳細は、以下のとおりです。
助成期間:2013年4月1日~2014年3月31日
4.成果発表会
2014年5月18日(日) 成果発表会を開催しました。
○おうみNPO活動基金助成採択団体(2団体)
事業名:手をつなぐ広場事業
団体名:特定非営利活動法人近江八幡市手をつなぐ育成会
助成額:517,000円
所在地:近江八幡市
内 容:障害のある子どもの保護者が集い、交流会や勉強会をつうじて、子育ての大変さや悩み、子どもの将来にまつわる選択などを一人で悩んで困ることのないよう、同じ立場の親同士が思いを一緒に共感し合いながら情報交換の場を提供します。
事業名:妊産婦レスパイトケアとゆりかごタクシーの運行
団体名:特定非営利活動法人マイママ・セラピー
助成額:1,348,000円
所在地:大津市
内 容:
1) 産後間もない時期に育児にかかる不安や悩みを専門的に相談したり学習したり、交流したりできる保健室の設置をする。
2)産後間もない産婦の心身ケアをするためのレスパイトケアを提供する。
3)公的支援から漏れる一時保育希望者の受け入れを行う。
4)陣痛が始まったり、破水したりした妊婦を安全に輸送する「ゆりかごタクシー」を県全域に運行する。
5)育児支援を希望する人のための「即実践できる講座」を開催する。
ホームページ:http://www.mymama.jp/(別ウインドウで開きます)
○びわこ市民活動応援基金助成(2団体)
事業名:どろんこキッズ農体験
団体名:どろんこの会
助成額:79,000円
所在地:米原市
内 容:地域の小学生を対象として年間6回、異なる年齢の子どもたちが異世代、学区内外の子どもたちとの交流を通しておもに「農業」に焦点を置いた体験活動を当団体のメンバーから学びながら、子どもたちが規則正しく、日常生活を集団で過ごすことによって生まれる、集団行動意識や新たな友だちづくりの場の創出をねらいとして普段なかなかできない体験活動を盛りだくさんの内容で予定しています。
事業名:湖岸に漂着したゴミの分別調査回収事業
団体名:特定非営利活動法人びわ湖トラスト
助成額:290,000円
所在地:大津市
内 容:湖底には人知れず堆積しているゴミが有り、陸からは近寄りにくい湖岸域にも多くのゴミが漂着しているという事実がある。漁船を使って漂着ゴミを回収する事業を2009年から継続して今回で7回目になる。今回もまた地元住民・漁連・協力団体・当NPO会員ら約130名の協力を得て実施。昨年は漁船では入ることの出来なかったヨシ一帯のゴミもカヌーを使って回収という新しい試みでより細部のゴミも取り除く。前回参加した小学6年生から感想が送られ、子供にも強い印象を与え、環境について考える場を設けることが出来たと実感。今回は親子の参加を積極的に呼びかけ、びわ湖の現状に触れ、環境をじっくりと考える場として次世代にも伝えたい。
ホームページ:http://www.biwako-trust.com/(別ウインドウで開きます)
○びわ湖の日基金助成(2団体)
事業名:米原市内及び長浜市内での自然観察会実施
団体名:鴨と蛍の里づくりグループ
助成額:215,000円
所在地:米原市
内 容:豊かな自然環境に恵まれながら、地域の人々はその価値や素晴らしさに気づかないまま、安易な生活に追われています。自然が豊かであると体感し、後世に伝えていくためには、毎年継続してしっかりと観察していくことが大切です。私たちの周辺で見かけなくなった動植物がある反面、ニホンジカやハクビシンなどが身近に見られるようになってきました。自然環境の変化を自然観察会の参加者に伝え、より多くの人々の協力で地域の環境を守っていく必要性を強く訴えたい。
事業名:先祖から伝わる南滋賀の里山再生を通じ、地域の連帯と活性化をはかる。
団体名:南滋賀の里山を守る会
助成額:105,000円
所在地:大津市
内 容:山林所有者が江戸時代から守り育ててきた山林を将来において持続的に守り育てる仕組みを作るために平成23年に「持ち山を考える会」を発足した。さらに地域一般の方にも防災と環境保全における山林保全の大切さを伝え、地域の連帯と活性化を目的に平成24年に「南滋賀の里山を考える会」として再発足した。
○積水化成品基金助成(1団体)
事業名:元気な里山でみんなみんな元気になあれ!
団体名:特定非営利活動法人甲賀の環境・里山元気会
助成額:200,000円
所在地:甲賀市
内 容:NPO設立以来復元面積も広がり、今年度は981名の里山体験を受け入れ、参加者は里山の自然のすばらしさを体感し保全活動にも意欲的に取り組んだ。自然を大切にする子ども達の育成、里山つくりを市民に広げること、元気な里山の維持が本会の現在の使命である。積水化成品基金助成と社員ボランティアの応援は力強い味方を得た思いである。元気な里山で遊んだり働いたりする人たち、恵まれた自然の中で生きる生き物たちがみんなみんな元気になれることを信じて!
ホームページ:http://www.mcv.zaq.ne.jp/satoyamagenkikai/(別ウインドウで開きます)
未来ファンドおうみ助成事業の特徴
・資金助成だけでなく、情報提供、組織マネジメント、他の組織への橋渡しなど、団体を総合的に支援します。
・助成団体同士、助成団体と淡海ネットワークセンターなどとの交流を促進し、活動の発展を目指します
事業募集要綱のダウンロードは こちらからどうぞ。(PDF4MB)(別ウインドウで開きます)
1)おうみNPO活動基金助成とは
おうみNPO活動基金は、市民活動団体の組織運営の基盤強化を目的に、滋賀県の資金により2002年度に開設されました。県内企業、個人からの寄付を受け、これまで延べ100団体、総額1億円を越える助成を行ってきました。
新しい事業展開により、組織力の充実を向上し、組織の基盤強化、広報力のアップ、ボランティアの拡充などを目指す団体を支援します。
2)びわこ市民活動応援基金助成
びわこ市民活動応援基金は、ボランティアや市民活動の支援を目的に、関西アーバン銀行(旧びわこ銀行)と社員の皆さまからの寄付により開設いたしました。
地域で多くの人々が活動に携わり、継続することが期待できる事業を支援します。地域特産物を使った事業化、分野を越えた活動団体などのネットワーク促進、地域でのボランティア活動のモデルとなる事業などへ助成します。
3)びわ湖の日基金助成
びわ湖の日基金は、2011年のびわ湖の日制定30周年を記念して、琵琶湖と琵琶湖につながる河川や森林などの保全に関わる、市民による実践活動や調査活動などを支援するために開設されました。
市民による自主的な琵琶湖の保全に関わる年間を通じた活動で、今後も継続することが期待できる取り組みを支援していきます。
4)積水化成品基金助成
積水化成品基金は、「人と環境を大切に 夢をふくらませる積水化成品グループ」による、琵琶湖および河川、湖沼の生物多様性保全活動の支援を目的に、2012年に積水化成品工業株式会社からの寄付により開設されました。
市民による環境保全活動の充実をめざし助成を行います。またグループ社員がボランティア活動として助成団体の活動に参加することにより、社員の社会貢献活動を実施します。
お問い合わせ先
淡海ネットワークセンター
(公益財団法人淡海文化振興財団)
〒520-0801 大津市におの浜 1-1-20
TEL.077-524-8440 FAX.077-524-8442
E-mail:office@ohmi-net.com
ホームページ:https://ohmi-net.com/web_2020/