淡海ネットワークセンターのでは、市民の想いを込めた寄付を市民活動へつなぐ未来ファンドおうみ助成事業を行っています。
市民活動団体の組織基盤の強化を目的に助成を行う「おうみNPO活動基金助成」、関西アーバン銀行(旧びわこ銀行)様と行員の皆様からボランティア活動の促進を目的に助成を行う「びわこ市民活動応援基金助成」、琵琶湖と琵琶湖につながる河川や森林などの保全を行う市民活動へ助成を行う「びわ湖の日基金助成」、の採択団体を決定しました。
助成団体には、助成金を交付するほか、必要に応じて事業実施や組織運営に係るサポートも行い、運営基盤の強化を図りながら、公益的な活動を支援していきます。
1.応募の状況
(1)募集期間 2011年12月1日(木)~2012年1月21日(土)
(2)応募団体数 29団体
2.審査会の開催
(1)第1次審査 書面審査
(2)公開プレゼンテーション・第2次審査 2012年3月4日(日)
3.採択団体、事業概要、助成額
「おうみNPO活動基金助成」
採択:3団体 2,000,000円
「びわこ市民活動応援基金助成」
採択:4団体 1,042,000円
「びわ湖の日基金助成」
採択:3団体 730,000円
事業概要等の詳細は、以下のとおりです。
助成期間:2012年4月1日~2013年3月31日
4.成果発表会
2013年4月13日(土) 成果発表会を開催しました。
〇おうみNPO活動基金助成採択団体(3団体)
事業名:石山まちかど教師塾
団体名:トポス(TOPOS)
助成額:500,000円
所在地:大津市
内 容:教員の資質の向上を目指した、教員志望の学生を支援する、地域における教育実践研究プログラムの創出。石山において、地域自治体と協働し滋賀大学を中心とした教員志望の学生の実践研究の場を創出。地域、学生、企業、NPO等の集まる交流会を企画。教員志望の学生の教育実践を向上させる研修や研究会を開催。祭事に合わせ、イベントを開催。教員志望の学生、企業人、学究者、地域市民と協働し、コミュニティを形成する。
ホームページ:http://topos-ishiyama.tumblr.com/(別ウインドウで開きます)
事業名:地域ささえあいネットワーク事業
団体名:特定非営利活動法人元気な仲間
助成額:1,000,000円
所在地:高島市
内 容:「自分たちの住むまちを自分たちの手で住み続けられるようにしたい!」
この事業は今の時代にあったふれあいや助け合いの活動をしていただける地域住民を増やし、その活動をしやすくするお手伝いのために講座実施やネットワーク化など、活動していただける個人個人の横のつながりを造るとともに、現在高島で行われている住民参加の仕組みを実施されている団体の皆さんとも一緒に考えたり、勉強したりする団体と団体の横のつながりをつくっていきます。また地域住民同士のふれあいの居場所の運営も行い、実際に地域での活動につなげます。
ホームページ:http://www.npo-genki.com/(別ウインドウで開きます)
事業名:マキノ・森の妖精かたくりが棲む里山再生事業
団体名:マキノまちづくりネットワークセンター
助成額:500,000円
所在地:高島市
内 容:里山再生サポート事業は、子ども、青年、熟年層など多様な人々によるサポーター集団「里山しばかり隊」を結成して、再生整備活動フィールドを提供してくれる協力者も募集し整備を行う。そこへの参加者及び協力者の交流、親睦の機会として、「里山交流会」(講演会・体験)を開催する。継続した活動とするための意識づくりの機会や、整備活動によるしばを有効活用し、燃料として石窯ピザ作り体験を行い、マキノ・森の妖精かたくりが棲む里山再生整備事業を有効的に実施する。
ホームページ:http://www.ex.biwa.ne.jp/~machinet/(別ウインドウで開きます)
〇びわこ市民活動応援基金(4団体)
事業名:元気いきいき・かじや市民大学
団体名:特定非営利活動法人かじやの里
助成額:300,000円
所在地:東近江市
内 容:「高齢者いきいき支援事業」「生涯学習を支援する事業」の新展開を図る目的で、「かじや市民大学」を立ち上げる。園芸塾として、庭園管理を中心テーマに2年あまり活動を展開してきた。いままでも正月用松竹梅教室、苔玉教室等に地元NPO会員を含む人たちの参加を募ってきた。今回の試みは、NPO会員だけでなく、一般の人たちが参加しやすい仕組み、講座を設けることで、多世代かつ広域からの参加を目指す。
事業名:子育て親子のこころとからだの健康を推進する事業
団体名:マザー・サプリ
助成額:242,000円
所在地:大津市
内 容:児童館やつどいの広場など、子同士の関わりや遊びの支援を受けられる場所や機会は多くあるが、親が子どもと離れ、親自身の時間を過ごせる場所や機会はなかなか持てない。毎日の子育ての中、親は自分の時間がないことで、ストレスを感じ、そのストレスで子どもとの関わりもうまくできなくなっている場合も多くある。24時間、子どもと一緒にいることで、子どもとうまく関われなくなっている親子に対して、それぞれが離れて過ごす時間を持つことによって、新たな親子関係が築けるように支援する。親の支援をすることが、子どもの支援につながると考えている。
ホームページ:http://www.eonet.ne.jp/~mazasap/(別ウインドウで開きます)
事業名:外出支援ボランティア事業
団体名:特定非営利活動法人外出支援ボランティアスマイル
助成額:300,000円
所在地:竜王町
内 容:当地域は、医院・銀行・商店などが遠隔しており、さらに公共交通機関の利便性に乏しいため、自ら交通手段を持たない人にとっては、生活に不便を感じている。ことに、高齢者や障碍者にとっては、通院や
買い物にドアからドアへの送迎という支援が必要不可欠であり、なくてはならない活動となっている。また、ボランティア活動として、外出支援を行う運転者と支援を受ける利用者とのふれあいが、互いの生きがいやひいては地域の福祉の増進につながっているものと思われる。事業の運営にあたっては、地域と綿密な連絡を取りながら行っている。
事業名:地域を元気に!エコツーリズム・プラットホーム事業
団体名:エコツーリズム協会しが
助成額:200,000円
所在地:大津市
内 容:県内各地で着地型の観光が進められているが、県全体として大きな市場とはなり得ていない。より一層の市場の開拓と効果的なツーリズムを展開するには、受け入れに関する全体把握とプログラムの開発、受け入れ先のネットワーク化および交流研修を推進し、地域が主役となって取り組む交流事業により地域活性化を促進する。そこで本事業は、観光分野における滋賀ブランドの確立を目指して、プログラム開発とエージェントをつなぐネットワークシステムを構築することを目指す体制づくりを進めるものであり、この取り組みにより、滋賀の観光産業を活発化させていきたい。
ホームページ:http://ii-trip.com/category/1225692.html(別ウインドウで開きます)
〇びわ湖の日基金助成(3団体)
事業名:みんなで守るホタルと川
団体名:ホタルの学校
助成額:160,000円
所在地:大津市
内 容:大津市南郷を流れ、ホタルがたくさん生息している千丈川で、平成元年よりホタルの観察・保護活動をしてきましたが、こどもたちの「ホタルを守りたい」という願いを受け止め、平成15年「ホタルの学校」を開きました。「ホタルの夕べ」や学区の文化フェスティバルでは、子ども達とともに地域発信をして多くの方に楽しんでいただき、ホタルや川の生きもの観察やゴミひらい等をして、ホタルと川をみんなで守っています。
事業名:湖岸に漂着したゴミの分別調査回収事業
団体名:NPO法人びわ湖トラスト
助成額:270,000円
所在地:大津市
内 容:2008年創設以来、琵琶湖水域の保全を図る為、湖底調査を継続的に支援している。湖底には人知れず堆積しているゴミがあり、船でしかアクセス出来ない場所にも多くのゴミが漂着している。これまで地元住民・漁連・協力団体・当NPO会員ら約130名前後でつづらお崎に船で渡りトラック4台分、2011年は沖島西岸船で渡り、約2tを分別回収してきた。2012年度も守山沖の陸からは近寄りにくい湖岸域で漂着ゴミを回収する事業を継続する。この調査を通し、自然に分解される物ではなく、廃プラから大型冷蔵庫まで放置されることにより、琵琶湖の健全な自然浄化作用が妨げられることになる。この現実を広く、多くの方に知ってもらい、不特定多数の方に「チョットぐらいの気持ちのゆるみ」を是正する啓発活動を継続していきたい。
ホームページ:http://www.biwako-trust.com/(別ウインドウで開きます)
事業名:白鳥川桜並木の育成管理と市民憩いの散策路づくり
団体名:白鳥川の景観を良くする会
助成額:300,000円
所在地:近江八幡市
内 容:月2回を活動日として、白鳥川右岸等にある約620本の桜の木を育成・管理を行い滋賀県の桜並木の名称となるよう育てる。同時に、琵琶湖へのゴミ流入による汚染防止のためポイ捨てごみの回収を行う。また、地域活性化及び桜並木を含めた自然環境維持向上の啓蒙活動として、花見シーズンに公募デザインによる「ぼんぼり」を桜並木に設置すると共に、地域住民提供による「鯉のぼりの川渡し」を行う。
ブログ:http://keikantai484.shiga-saku.net/ (別ウインドウで開きます)
未来ファンドおうみ助成事業について
助成事業は以下の3件があります。
1)おうみNPO活動基金助成
2)びわこ市民活動応援基金助成
3)びわ湖の日基金助成
特徴
・資金助成だけでなく、情報提供、組織マネジメント、他の組織への橋渡しなど、団体を総合的に支援します。
・助成団体同士、助成団体と淡海ネットワークセンターなどとの交流を促進し、活動の発展を目指します
事業募集要綱のダウンロードは こちらからどうぞ。(PDF2MB)(別ウインドウで開きます)
1)おうみNPO活動基金助成とは
おうみNPO活動基金は、市民活動、NPOの自立支援を目的に2002年度に淡海ネットワークセンターに創設しました。滋賀県、県内企業、個人などの寄付を受け、これまで延べ95団体に助成を行ってきました。
この基金は、新しい事業展開により、組織力の充実を向上し、組織の基盤強化、広報力のアップ、ボランティアの拡充などを目指す団体を支援したいと考えています。
2)びわこ市民活動応援基金助成
びわこ市民活動応援基金は、関西アーバン銀行(旧びわこ銀行)様と社員の皆様からボランティアや市民活動の支援を目的としてご寄付をお受けし、設立しました。
地域で多くの人々が活動に携わり、継続することが期待できる事業を支援したいと考えています。地域特産物を使った事業化、分野を越えた活動団体などのネットワーク促進、地域でのボランティア活動のモデルとなる事業など。
3)びわ湖の日基金助成
びわ湖の日30周年を記念して、琵琶湖と琵琶湖につながる河川や森林などの保全に関わる、市民による実践活動や調査活動などを支援するために設立しました。市民による自主的な琵琶湖の保全に関わる年間を通じた活動で、今後も継続することが期待できる取り組みを支援していきます。
お問い合わせ先
淡海ネットワークセンター
(公益財団法人淡海文化振興財団)
〒520-0801 大津市におの浜 1-1-20
TEL.077-524-8440 FAX.077-524-8442
E-mail:office@ohmi-net.com
ホームページ:https://ohmi-net.com/web_2020/