淡海ネットワークセンターのでは、市民の想いを込めた寄付を市民活動へつなぐ未来ファンドおうみ助成事業を行っています。
市民活動団体の組織基盤の強化を目的に助成を行う「おうみNPO活動基金助成」、関西アーバン銀行(旧びわこ銀行)様と行員の皆様からボランティア活動の促進を目的に助成を行う「びわこ市民活動応援基金助成」の採択団体を決定しました。
今回は23団体から応募があり、8団体の事業を採択しました。
助成団体には、助成金を交付するほか、必要に応じて事業実施や組織運営に係るサポートも行い、運営基盤の強化を図りながら、公益的な活動を支援していきます。
1.応募の状況
(1)募集期間 2010年12月1日(水)~2011年1月15日(土)
(2)応募団体数 23団体
2.審査会の開催
(1)第1次審査 書面審査
(2)公開プレゼンテーション・第2次審査 2011年2月27日(日)
3.採択団体、事業概要、助成額
「おうみNPO活動基金助成」
採択:4団体 2,046,000円
「びわこ市民活動応援基金助成」
採択:4団体 1,008,000円
4.成果発表会
2012年4月14日(土)成果発表会を開催しました。
事業概要等の詳細は、以下のとおりです。
○おうみNPO活動基金助成採択事業(4団体)
事業名:車いすで巡る大河ドラマ江の旅 バリヤフリー情報作成
団体名:特定非営利活動法人どこでも介護
助成額:500,000円
所在地:大津市
代表者名:大西友子
内 容: 介護が必要な高齢者のために、滋賀県内の宿泊・温泉を含む旅のバリアフリーマップを作成する。車いすでも出かけやすいホテル、温泉、観光地、駅、トイレのマップを作り、写真とコメントをつけ、冊子にまとめる。高齢になり、体が不自由になっても、好きなところへ行けるやさしいまちづくりを目指したい。大河ドラマ「江」をきっかけに県外からも高齢者が訪れやすいまち、滋賀県を発信する。
ホームページ:http://www.dokodemo-kaigo.com/(別ウインドウで開きます)
事業名:「綿づくり」を通して「人の輪」を広げ「地域ビジネス」の確立を目指す
団体名:おうみこっとん夢つむぎ
助成額:546,000円
所在地:彦根市
代表者名:澤 とし江
内 容: 地域住民および福祉施設と協働して、休耕地に綿を植え、管理・栽培し、摘み取った綿を出荷するとともに、綿から糸をつむぎ、糸や糸を布に折った商品などを販売する。
綿の種まき、綿のつみ取りは、綿くり、糸車、織りなどの体験などで、子ども達に「綿」の体験学習を行うとともに、琵琶湖博物館で行われるイベントや福祉施設の祭りなどに出展する。こうしたことをとおして、県民の「綿」への興味、関心を高め、「綿」への理解を深めていく。
綿の販売をとおして、地域ビジネスの確立を目指す。
ブログ:http://cottondream.shiga-saku.net/(別ウインドウで開きます)
事業名:認知症予防「にこにこサロン」推進事業
団体名:特定非営利活動法人アンダンテ参画21
助成額:500,000円
所在地:彦根市
代表者名:阿部美智子
内 容: 「ボケずにいたい、家族や周りの人に迷惑を掛けたくない」誰もが願っていることです。「認知症は早期対応で食い止められる」高齢者自身に自覚がある初期にタイプすべきであるとした考え方のもとに開発された、スリーA方式を用いて、認知症予防「にこにこサロン」を開催してきました。サロンでは、スリーA方式を遵守しながら、脳をいきいきと働かせるためのプログラムを組み手法を開発し、利用者を支援してきました。今後とも健康でその人らしく生きるための援助をして、他者との交流の場の提供・体力運動能力減退予防・認知力向上の支援活動を続け、その成果を検証し、普及につなげていきたいと考えています。サロン開催は、2週に1回、1年間24回にわたって開催します。
事業名:認知症予防指導者養成講座と高齢者リフレッシュ事業
団体名:しなやかシニアの会
助成額:500,000円
所在地:大津市
代表者名:佐藤明子
内 容: 18年前に看護師が独創で考案した「スリーA」と呼ばれる認知症予防プログラムが成果をあげている。超高齢化社会を目前に全国で広がりをみせているが、滋賀県ではあまり知られていない。この高齢者のリフレッシュを行う。認知症・精神科分野の専門家や介護職などの方を招き講演会を開催、地域の高齢者も視野に認知症予防と元気な高齢者を目指す事業。
ホームページ:http://www.shinayakashinia.com/(別ウインドウで開きます)
○びわこ市民活動応援基金助成(4団体)
事業名:余呉創作オペラ「菊石姫」公演事業
団体名:余呉オペラ実行委員会
助成額:300,000円
所在地:長浜市
代表者名:中山克己
内 容: 住民主導の多様な文化イベントを行うことにより、地域のアイデンティティを確立するとともに、心が過疎化しない「元気な過疎の町予後」のまちづくりを進めるため、「芸術村 IN 余呉事業」を始め、余呉俳句大会等に加え、「住民手作りオペラ」事業等を住民主導で実施しているが、とりわけ平成11年から始めた余呉オペラ事業は、平成 23年度において第4回目の作品を行うものである。
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事業名:しっかり食べてじょうぶな子どもを育てる地域食育啓発事業
団体名:食育ながはま元気っ子
助成額:250,000円
所在地:長浜市
代表者名村田はるみ
内 容: 会発足の目的と実施後の成果等の検証の時期となり、次年度は大きな講演会を開催して、地域のみなさんへの食育推進を図っていきたいと考えます。子どもたちの健康を考えた食事をいかに家庭でつくっていくか考えていくきっかけにしていき、意識改革のひとつとしての学びの場を計画したいと思います。食育推進の背景には、子どもの食状況はここ30年間で大きく変化し、家庭の生活と食習慣が子どもたちの成長に大きく影響しています。
事業名:第4回守山野外美術展~お寺deアートin東光寺
団体名:m-fat/モファ(more field art team)
助成額:208,000円
所在地:守山市
代表者名:川本哲慎
内 容: 滋賀県守山市は、京阪神のベットタウンとして急速に人工増加し子育て世代が多い地域です。新興住宅地では近隣住民との交流が少なく、子ども時代に親族や教師以外の大人達に出会う機会もあまりないことから、世代間の知識や文化が継承されにくく、こころのつながりも薄れてきています。そんな地域社会において、学校や家庭以外の場所で子ども達が地域と交流できる機会を、アートの持つ力で作り出せないかと考え、お寺での野外美術展の開催に至りました。
ブログ:http://openart.exblog.jp/(別ウインドウで開きます)
事業名:福祉×デザインプロジェクト
団体名:+nico(プラスニコ)
助成額:250,000円
所在地:長浜市
代表者名:大橋優子
内 容: 福祉作業所でのモノづくりの現状は、作業所(物を作る側、物を作らせる側)にとり、作業は一日の時間を消費する為のもので、一定の慈善的紅梅があれば良いという認識があるからです。しかしこれでは全体としては良さそうに見えますが、障害者一人ひとりにとって、自立・独立の実現や生きる力の育みは不可能ではないか、との問題意識を持っています。 障害者のなかには、指導者や関係者との出会いやサポートで、才能を開花させる方もいます。私たちがサポートすることで、何か変わるのではないか。私たちのデザイン力、企画力と商品展開などのサポートを通じて、彼らの作品・商品に脚光をあてることができる。それを、障害者の働く意欲・生きる自信につなげたい、との思いから活動をします。
未来ファンドおうみ助成事業募集要項
・二つの助成事業があります。
1)おうみNPO活動基金助成
2)びわこ市民活動応援基金助成
・資金助成だけでなく、情報提供、組織マネジメント、他の組織への橋渡しなど、団体を総合的に支援します。
・助成団体同士、助成団体と淡海ネットワークセンターなどとの交流を促進し、活動の発展を目指します。
募集要項のPDF(520KB)
1)おうみNPO活動基金助成とは
おうみNPO活動基金は、市民活動、NPOの自立支援を目的に2002年度に淡海ネットワークセンターに創設しました。滋賀県、県内企業、個人などの寄付を受け、これまで延べ95団体に助成を行ってきました。
この基金は、新しい事業展開により、組織力の充実を向上し、組織の基盤強化、広報力のアップ、ボランティアの拡充などを目指す団体を支援したいと考えています。
2)びわこ市民活動応援基金助成
びわこ市民活動応援基金は、関西アーバン銀行(旧びわこ銀行)様と社員の皆様からボランティアや市民活動の支援を目的としてご寄付をお受けし、設立しました。
地域で多くの人々が活動に携わり、継続することが期待できる事業を支援したいと考えています。地域特産物を使った事業化、分野を越えた活動団体などのネットワーク促進、地域でのボランティア活動のモデルとなる事業など。
お申し込み・お問い合わせ先
淡海ネットワークセンター (公益財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 大津市におの浜1-1-20ピアザ淡海2F
TEL:077-524-8440
FAX:077-524-8442
E-mail:office@ohmi-net.com
HP:https://ohmi-net.com/web_2020/(別ウインドウで開きます)